Hand Drum Workshop&Seminnar presented by Hand Drum Masters

■農牧の始まり(シュメール)

 天と地の創めはかくのごとし 天において天神アヌとアヌンナキ(神々の集団)がつくられたとき シュメールの国土にはまだ馬、羊、ロバ、山羊はいませんでした 穀物はつくられていなかったし、運河もありませんでした アヌンナキは五穀(アシュナン)、長掘、(養魚)池、犂を知りませんでした 神ウットゥは生まれていなかったし、聖所はまだありませんでした 主なる神ニンギシュ、勇敢な主たちは生まれていませんでした 光の神(ウグ)は、指導者としてまだ現れていませんでした 人間たちははじめ水中に住んでいました*1 彼らはまだパンやお酒は知らなかったし、衣服を着ることも知りませんでした 大神のエンキ神とエンリル神は聖なる命令を発し、まず羊をつくって人間たちに与えました 羊の群れはシュメールの国土に広がり 人間たちは柵を作ってここに囲みこみ、彼らの家畜としました 母羊から次々に子羊が増えてゆきました 人間がつくられたとき、まだ大麦はなく、穀物はなく、粉もありませんでした 穀物の神アシュナン神は人間に田畑や草原を与え、またそこを耕すための道具を渡しました 人間は田畑を耕し、神々はこれに太陽の光をふりそそぎ そこから植物が生えて、やがて豊かな穀物を実らせました 家畜たちと穀物の実りによって、人間たちは国土のあちこちに粘土で住まいを建て また神々のためには、清められた住まいを建て、すべてが豊かになりました
 *1 「人類を彼は計画し、多くの人々が生まれた」との解釈もある

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